「さえこの海」モーニング月例賞奨励賞受賞

第8回の開催となる新人賞「モーニング月例賞」が2020年11月9日発売「モーニング」51号試上にて発表になりました。

その中で、団体主宰日野祥太が脚本を担当致しましたミカンズ「さえこの海」が、佳作に次ぐ奨励賞を受賞致しました。ミカンズは日野祥太が脚本を担当し、絵を実兄、日野謙人がタッグを組み設立した漫画制作ユニットで、今作が処女作での受賞となった。

映画や漫画で見たことのある風景。2020年。ミレニアム。世界はまたドラマ化してしまった。そんな世界で、生きる夫婦。夫婦って、別れられる家族で、他人である家族。何を考えているかなんて、結局のところわからない。でも、信じたいじゃない。いつ、希望をなくしてしまったんだろう。残される家族のことを考えてくれていたのだろうか。一日の何時間を、費やして、その決断に至ったのだろう。「コロナ禍」とこの頃はもう言っていただろうか。一気に書き綴った脚本。改めて思う。漫画は無限だ。

​日野祥太

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​ひとのき

​現在からたった数年後の世界。
この世界は
あっという間に、朽ち果てていく。
人間が作ったものというのは、
人間がいなくては維持が出来ず、簡単に崩れ去っていく。
あの町。止まったままの町。
その町のように、この世界は簡単になってしまって、
その終わりが始まる瞬間がここには記録されている。

この家庭用のロボットが見た。その瞬間。
​いずれ、終わりを告げるこのロボットも、その瞬間を待つしかない。

 

​前髪切りすぎた女子高生と、主人公になりたい少年

日常の中に、すぐに現れる「ストレス」。
学校という閉鎖された空間には
間違いなくストレスが溢れていて
それは、前髪の長さひとつとっても
自分にしか分からない小さなストレスが
大きく自分を苦しめる。

河原には、人気アニメのまねをしている子供。
一人で、楽しそうに遊んでいるあの子。

あの子の腕には、大きなアザがあった。



 

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